日本女性よ梅の花のように

 はや、新しい年も、せっせ…と歩を進めます。二月は「逃げ月」と言ってはやく過ぎ去ります。

  庭に出ると、梅の花が一輪微笑んでいます。そばに寄ると、梅の花が私にささやきました。「日本女性よ。梅の花のように…ネ」。私はうなずきました。梅の花は、強さ、貴品、香ぐわしさ、の象徴です。梅の花は、つい陽気に誘われて咲く花ではありません。二月の寒風吹きすさぶ中に凛として咲き清らかな気高い香りを放ちます。梅の花の強さと尊さ。梅の花の「ひとりごと」を思い出しました。

 厳寒の中で花開き、実を結び、青いうちからちぎられて。頭から塩かぶり、重石をかけられて、やっと重石がはずれたら、紫蘇でポッとピンクに染められる。それもつかの間。やがて「シワクチャ」のおばあさん。それでも若い気で運動会やピクニックについて行く。はたまた病気の人あれば東西南北かけまわる。(コロナにも効く萬能薬)

 あら!まぁ…「令和」にも関係ある梅の花。

 コロナ禍のさめやらぬ今こそ、女性の底力(女子力)を出す時です。男性の企画力、率先力の素晴らしさと協力して生き抜いていく時です。一日でもはやく安心して過ごせる世の中にしたいと思います。

 食事も外食に頼らず、おうち食を楽しみ。家の掃除、換気、衛生管理…みんなの力を出し合って、褒め合って、語り合って、一日を大切に過ごしましょう。「ワッハッハ」の笑い声、これは一家のお祓いです。

 厳寒の二月をあたたかい心とやさしいまなざしで「和気愛合」の日々を重ねましょう。この中には「コロナ」と言えども「すきま風」も入れません。「ありがとうございます」の感謝の心あるのみです。