「行合の空」に想う

 私は空を見るのが好きです。

 今日は、「行合の空」を見つけました。「行合の空」とは過ぎ行く夏と、訪れる秋が同じ空の上で行き合い、交差しています。これを「行合の空」と表現します。夏から秋に移る頃の暑氣と冷氣が行き合う空。秋の訪れを、空から告げています。

 地上付近は、まだ暑さがきびしくて、山の峰には入道雲がむくむくと湧き上がっているのに、さらに高い空には、雲を刷毛で伸ばしたような巻雲がたなびいています。そこへ綿菓子を摘み空へ浮かべたような綿雲が散っています。

 私は、空の雲に見とれました。

 空では、雲が「こんにちは」「さようなら」「がんばったね」「おつかれさま」と、声をかけ合っているのでしょう。

 誰が名付けた「行合の空」

 私達の地上では、今年は色々な事が起きています。コロナ騒動で、世界中が大変動です。政治、経済、学校、病院、飲食、観光、祭事、生活上の行事、今まで考えてもいなかった事が次々に起こります。お互いの交流がゴキゴキと油切れの音がします。「行合の空」のように、何事も「素直で明るくあたたかく」の根っこで受け止めて、さらり!と生き合って行きたいと思いました。

 どんなに世の中が変わっても、変わっていけないものが三つある。それは「愛と感謝と汗(行動すること)」です。考えれば、令和二年もあと三ヶ月を切りました。残された日々を、三つの宝「愛と感謝と汗(行動)」を大切に色々な事に流されないで、無駄、無理、おごり、たかぶり、わがまま、恐怖のしすぎの心を改めて、自分らしく自分自身が納得する年にしましょうか!!そのために一日一日を大切に元氣に楽しく生き合っていきましょう。愛と感謝と汗の出番です。