自粛と萎縮

 半袖にスーッと入るや秋の風 

 我が糸島市も日本一の暑さに記録されました。コロナと暑さで大変な夏を過ごしています。テレビも新聞も毎日、自粛を呼びかけています。

 自粛とは、自分から進んで行動や態度をつつしむこと。

 字も難しいけど、実行は、なお難しい。さて、これを続けてはや七ヶ月。まわりを見渡せば、自粛は萎縮になっています。萎縮とは生氣を無くしてちぢこまる事。これでは、人間は何のために生きているのかわからなくなって来ました。

 人間の喜びは、人に逢い、集い、語り合い、食事を共にして、寄り添い合う事の中から生まれます。自粛も萎縮も字まで難しい!!しかし「コロナ」から学ぶこともあります。

 手洗い、うがい、窓開け、マスク、生活の中の清潔感がおかげさまで身につきはじめました。

 母に連れられてお宮参りをした時、手を洗って口をゆすぐ(濯ぐ)作法を手を取って習いました。それを思い出し、日本の先人のすばらしさに感じ入りました。日本人が日本の原点にかえる時が来たのだ・・・と強く思うこの頃です。

 守るべき事は守って、萎縮しないで伸び伸びと生きて行こう。

 積極的と消極的の二つの生き方があります。

積極的とは、「素直で明るくあたたかく」の心の生き方。

消極的とは、不平不満、うらみ、ねたみ、ぐち、イライラ心配のしすぎの心の生き方です。

  • 積極とは、命の火を積み上げていく生き方
  • 消極とは、命の火を消す生き方

 さぁ!!どちらを選びますか?どんな事に出逢っても、あわてないで、くじけないで、「素直で明るくあたたかく」の心の根っこをしっかり張って命の火を積み上げていきましょう。