照る紅葉

 散歩道 小さな草も 実をつけて

 野も山もすっかり紅葉しました。道端の草も、名も知らぬ草も小さな実がキラキラ光っています。あの、夏の炎天にも負けないで、小さな花を咲かせて今、晴れの舞台で実を結んだのです。めでたし、めでたし。

 大きい木は大きいなりに、小さい草は小さいなりにそれぞれに何事もなかったように、季節を重ねていきます。私達も、自然界の移ろいの中で「丸く ゆっくり すこやかに」過ごしたいと願っています。しかし、ここ二年間は、コロナ禍で生活の全てが落ち着かず、不安の中で「オロオロ」とした根なし草でした。もう、ここでしっかりと根をおろさねばなりません。来年も、このつづきになってしまいます。お互いに、それぞれに自分のできる事で力を発揮しましょう。

 さて!どこから手をつけたらいいの?・・・と迷います。一番の早道は「愚痴」を言わない事です。「コロナ」のために、あんな事も出来なかった・・・。こんな事もしたかったのに・・・。愚痴が多くなりました。もう終わった事は終わった事です。サラリ!と思い切りましょう。私達の心は「二つの心」が出たり入ったりしています。それは、積極的な心と、消極的な心です。

 積極的な心とは、何事も明るくとらえて、あれはあれで良かった・・・と一歩前進です。

 消極的な心とは、何事も暗くとらえて、ああでもないこうでもない・・・と自分をせめ、相手をせめます。

 選ぶのはあなたです。

 命の炎を積み上げる積極の心の人になりますか?命の炎を消す消極の心の人になりますか?どんなことがあろうとも、命の炎を積み上げる人になろうではありませんか!!

 一寸先は光です。

 私達の先祖は、色々な事を体験し、発展させ「光のバトン」を渡してくれています。その「バトン」をしっかりと受けて「愚痴」る心でなく「素直で明るくあたたかく」の心の根っこを張らせて次の時代へ「光のバトン」を渡しましょう。