桃の花

 春の光りが照っています。桃の花も咲きました。

 春よ来い 早く来い
 歩き始めた みぃちゃんが
 赤いはなおの じょじょ履いて
 おんもへ出たいと 待っている

 私のひ孫のはなちゃんは一歳二ヶ月、日向子ちゃんは満一歳で今、ヨチヨチ歩きです。「春よ来い」と歌ってあげると、とても喜び、立ち上がって一歩、一歩と全力をこめて歩きます。ころん!と転んでもすぐ立ち上がります。一日一日の上達のすばらしいこと!!赤ちゃんの生まれてから一年の成長の素晴らしさには驚きです。私達大人は、この一年の間に何を覚え、何を忘れたことか・・・。と日々反省することが多い毎日です。さぁ!三月。お雛様の月!女の子の節句です。

 明かりをつけましょ ぼんぼりに
 お花をあげましょ 桃の花
 五人ばやしの 笛たいこ
 今日はたのしい ひな祭り

 「お花をあげましょ桃の花」

 この桃の花言葉は、チャーミング、氣立てのよさ、天下無敵です。桃は、木偏に「兆」と書きます。多産を意味します。喜び事を集める縁起の良い花です。桃は「百」とも書きます。百歳まで長生きする長寿の花。そしてふりかかる邪氣を払い、手ごわい邪鬼をやっつけます。古事記の中のイザナギの命は邪氣を払いました。桃太郎は、邪鬼を退治しました。したがって、魔除けの桃の花です。

 おひな様は、赤い絨毯に飾りつけます。赤は健康でパワーです。

 おひな祭りは、女性を褒め称え、敬う行事です。「五人ばやしの笛たいこ」私の一番好きなところです。どんなことに出逢っても、あわてないでくじけないで愚痴らないで。心のスイッチを切替えて、「丸くゆっくりすこやかに」感謝と喜びの日々を重ねましょう。